唐変木のためのガイダンス

バツイチ・卵巣がん闘病中・統合失調症・ADHD診断済・交際相手有の50代前半女性の日記。

退院

 14日(月)から婦人科に入院していたが、22日(水)の朝に受けた血液検査の結果が改善していたため、追い立てられるように今日退院。

 8日(火)に激しい下腹部痛と腰痛と多量の不正出血と貧血に苦しんで診察を受けた際に医師に夜になると病状が悪化すると説明をしたところ、すぐに細菌感染を疑われた。内診の結果、細菌感染が判明。抗生物質と鎮痛剤を処方された。血液検査と後述する子宮頸がんの検査も。

 再診時の9月11日(金)に婦人科の医師から受けた説明は、
 「激しい下腹部痛と腰痛と多量の不正出血と貧血は、体力と免疫力の低下による細菌感染が原因の子宮頚管炎と子宮付属器炎が原因だと思われる、白血球数の増加と炎症反応の高さが気になる。あと数日受診が遅れていたら熱発(発熱)していた可能性が高い。この病状では抗生物質内服だけでははっきり言って生ぬるい。今は37,5℃以上の発熱があると新型コロナウイルス絡みで医療機関への受診が難しくなるので、今のうちに入院して抗生物質を大量投与して細菌を叩いておきましょう。」
とのことだった。

 受診先には入院施設がないので、提携している病院にベッドが空き次第入院との指示。その日は点滴を打っていただいて帰宅。

 現在、持病の気管支喘息の病状が思わしくないため、発作が頻繁に起き咳が出る。
 この新型コロナウイルス禍で、複数の人間が入院する病室ではトラブルの種になりかねないとの病院側の判断で個室に入院することに。(入院した病院は総合病院だが、37,5℃以上の体温の患者の外来診療と新型コロナウイルス感染者の入院は受け入れていない。)
 個室でなかったら、11日(金)当日に入院することができたが、個室が空いていなかったため14日(月)まで待った。


 入院を指示された際に、どうせ一日一回数時間の点滴しかすることがないだろうからと自己判断をして入院せずに通院で点滴じゃダメですか?と医師に聞いたところ、「ダメです!」とビシッと言われた。
 実際、入院中に点滴に入っていた抗生物質のアレルギーで気管支喘息の大発作を一回、別口でじんましんを一回起こして、医師や看護師にフォローしていただいたり点滴の薬を調整していただいたので医師の指示通り入院して安心だった。

 この病院には過去に入院したことがあり、医師やスタッフのレベルが高いことは知っていたので安心して入院生活を送ることができた。
 個室だったので前もってチケットを購入していた、18日(金)に開催された、いいやまノーナ・フェス2020の配信ライブを同室の人間を気にせずにスマホで観ることができた。
 これは得した。
 
 しかし、いいことばかりではない。
 11日(金)に検査結果を聞きに行って入院の指示を受けた無床の婦人科で、前回の受診から1年が経過しているので受けておきますか?と聞かれて軽い気持ちで受けた子宮頸がん検査でかなり高度な病変が認められて、入院先の病院でコルポスコピーと生検を受けた。
 婦人科医から黒に近いグレーとの説明を受けた。
 看護師さんが一人横についてくださって、手を握ったり身体をさすったり声をかけたり汗を拭いてくださったので心強かった。しかし、心身をかなり消耗した。子どもの頃から病弱で入退院をくり返してしんどい検査も何度も何度も受けたが、コルポスコピーと生検は人生でトップクラスのしんどい検査だった。
 検査の結果は10月2日(金)に受診した際にうかがうことになっている。

 私の父方の祖母は誤診されたことが原因で子宮頸がんの発見が遅れて肺と脳に転移して亡くなっているので、不安な気持ちを抱えている。
 
 入院直後の各種検査の結果、卵巣がんはほぼ寛解に近い状態にあることが分かったことだけが救い。

 新型コロナウイルス禍で外部の人間との面会は禁止されているので、検査の結果黒に近いグレーの子宮頸がんの疑いと卵巣がんがほぼ寛解に近い状態であることが判明したことは、説明を受けて病室に戻ってからすぐに母と徳さんにメールをした。 
 母からは、卵巣がんの件は安心しました。子宮頸がんに関しては、結果が判明するまで取りこし苦労で消耗することは避けて気分転換を心がけて気持ちをゆったり持って安静にねと返信。

 徳さんは気が動転しすぎたのか私からのメールをミスリードして、卵巣がんが子宮に転移したと勘違いしてパニックになっていた。
 検査の結果卵巣がんはほぼ寛解状態で、子宮頸がんは新しく疑われたものだと改めてメールで説明。
 徳さんはそれでもかなりショックを受けていた。
 私の体調が落ち着いたら、徳さんに会って落ち着いて説明をする。

 明日は4週間前から決まっていた、精神科の予約。
 主治医が末期の胆管がんで余命宣告を受けたため、閉院が決定している。
 いくつか転院先の候補を示されて、明日転院受け入れ先に関する説明を受けることになっている。
 スムーズに決まるといいが。