唐変木のためのガイダンス

バツイチ・卵巣がん闘病中・統合失調症・ADHD診断済・交際相手有の50代前半女性の日記。

所沢に荷物を取りに

両親と約2週間ぶりに会う
 徳さんの家に匿ってもらう生活が長期化しそうなので、昨日かかりつけの内科で検査を受けた後に荷物を取りに約2週間ぶりに両親が住む出戻り先の所沢のマンションに。
 15時過ぎに到着したが、両親は留守。
  父は顧問をしている多摩地域社会福祉法人に出勤。帰宅は19時頃の予定。母は過去に受けた白内障の手術のフォローで、都内の大学病院を受診。
 両親に会えなくて寂しいけど、荷物だけ取ってさっさと帰ろうとしたら母が帰宅。
 母が私が来ることを知っていたので、大学病院と調剤薬局終了後に昼食もそこそこに急いで帰宅したとのこと。ありがたい。
 母のリクエストでスマホからピザを注文しようとしたところに、父から電話。 
 台風が接近しているのでと、顧問をしている社会福祉法人のご厚意でこれから早上がりするとのこと。
 注文するピザのサイズをMからLに変更。配達時間も父の帰宅予定時間に合わせた。
 両親とも70歳を超えているのだが、よく食べる。

 母に帰りが遅くなるけど、徳さんは大丈夫?と聞かれた。
 徳さんは昨日から今日にかけて中央区のクラブのオールのイベントでDJをするので、帰宅しない。
 しかし、そのことを話すと新型コロナウイルス感染対策の観点からもクラブという観点からも眉をひそめられそうなので、夜、学部の会議と懇親会があるので午前様になるかもと聞いている。夕ご飯も食べててと言われていると話した。
 母はお忙しいのねえと言っただけで特に追及はなかった。
 徳さんは7月の週末に都内のクラブでオールでDJをしたことを勤務先の大学にタレこまれて2週間の自宅待機になった。しかし、9月19日から徳さんの勤務先の大学の新型コロナウイルス予防に関する規定が緩和されたので、堂々とDJをすることができる。
 昨日DJをしたクラブは7月の時のように地下ではなく、ビルの2階なので換気が可能。
 それも安心。
 父が帰宅。
 着替えていつものようにお茶を飲みながらCSの時代劇専門チャンネルにテレビのチャンネルを合わせてくつろいでいるところに、ピザが到着。
 久しぶりにあいりと一緒にご飯を食べられてうれしいと両親から言われる。
 私もうれしい。

「袖振り合うも他生の縁」と言いつつも・・・・(隣人問題) 
 夜、勤務先が武蔵野市内にある元義弟が終業後に乗り込んでくると怖いので、これがリミットだと18時15分頃においとま。

 ドアを開けたら、隣の部屋の飼い犬のパピヨン(小型犬)を抱いた70歳くらいの女性と、斜めとなりの角部屋に住むご主人と3歳くらいの女の子と3人暮らしのぽやーんとした感じの40代くらいの奥様が立ち話をしていた。
  この世帯は仲がいいらしく、立ち話をしたりお互いの部屋を行き来しているのをよく見る。
 70歳くらいの女性は少し年下だと思われる埼玉県警OBのご主人とはお互い再婚だとおっしゃっていた。
 中卒後、北海道から集団就職で上京してデパートで店員をしていたとうかがった。
 過去に大泉学園の辺りで喫茶店をされていたとも聞いた。少し学がない感じはあったがこぎれいでおしゃれな人だった。両親が住むマンションに行った際に時々お会いするたびにごあいさつをしていたが、私が出戻ったここ1年くらいで急激におかしくなった。ご主人によると、脳梗塞で救急搬送されて入院してから弱ってきたとのこと。
 おかしくなった時期と同じくして先述のパピヨンを飼いはじめたが、全く躾ができていず一日中無駄吠えをする、共有部分で抱かずに放すので他の住人がドアを開けたすきに部屋に入り込んで走り回る、同じフロアの小さな子どもに飛びついてケガをさせる等のトラブルが頻発。
 複数の住人が管理会社に苦情を入れたが、口頭で注意したのみ。
 その際に管理会社の人間が苦情を入れた人間の名前を教えたため、私たち家族を含めて苦情を言った人達が件のご夫婦に逆恨みされるようになり困っている。
 ご主人も奥さんを庇う感じで注意する様子はなし。
 曲がったことが大嫌いな父が部屋にパピヨンが入り込んで走り回ったことに激怒して管理会社は頼りにならないからと直接件の女性宅に乗り込んで苦情を言ったが、女性はボーっとして話が通じず、ご主人は奥さんを庇う一方でどうしようもなかった。
 父があの女認知症じゃないか?旦那もそれを知っていて庇ってるんだろと話していた。
 ご主人は埼玉県警退職後、夜警の仕事をしているので奥さんを一人で置いておくことを危惧して犬を飼ったんじゃないか。責任を背負わされる犬はいい迷惑だけど。と私と母は話していた。

 昨日久しぶりにその女性を見たら、格好に気を使わなくなって白髪だらけの髪の毛はぼさぼさで顔はむくんでいて目の焦点が合っていず、口元も緩くなっていて、見ていて不安になった。
 生活のためとはいえ、ご主人は奥さんを一人で置いておくのは不安だろうなと思った。

 斜めとなりのぽやーんとした感じの40代くらいの奥さんの家族は、しっかりとした感じのご主人と、7歳の自閉症の女の子、3歳くらいの利発な女の子、そして奥さんの構成。
 自閉症の子をご両親は家事が忙しい時は外に締め出していたためトラブルのもとになっていた。しかし、この子は障害があるから叱らないでくれ。障害者差別をするのかと注意をする人達に特にご主人が逆ねじを食わせることをくり返していた。
 締め出された際に共有部分でボール遊びをして同じフロアの住民に当てたり、傘を振りまわしてあわやの事態になったり、DA PUMPの”U.S.A.”が流行った時は時間を問わず子ども特有の甲高いがなるような大きな声で一時間以上サビの「カーモンベイビーアメリカ―」をくり返し歌い続けてそれをご両親が止めない等でトラブルになり、誰かが通告したようでネグレクトの疑いで児童相談所が介入したこともあった。

 自閉症の女の子の「カモンベイビーアメリカ」無間地獄で、一時期DA PUMPが嫌いになったことがある。
 DA PUMPさんには大変申し訳なかったが。

 また、泣きわめくと手が付けられない状態になり、同じフロアの住民の生活に支障が出ることもたびたび。
 この家族の件も複数の住民が管理会社に相談しても家庭の躾の問題だし、知的障害(管理会社の担当者が本当にこの表現を使った。)のお嬢さんなので人権問題があるので注意も難しいと言われて動いてもらえなかった。そのため、自閉症発達障害の研究者で精神科医の父がその家庭に名刺持参で乗り込んで、
「障害があるからと言って野放しにしているとお嬢さんが不幸になりますよ。療育施設等の通所経験がありますか?」
と聞いたところ、自治体の紹介で通ったが通所日に泣きわめくので3ヵ月も持たなかった。その後は近所の幼稚園に週2日午前中だけ通っているとの説明。
 父がこのままではお嬢さんは成長しないから何らかの措置が必要だと説明したが、他人の家に干渉しないでください!とご主人にキレられて、気の短い父が口論してその日は終わり。
 しかし、それから数ヵ月してその子がエレベーター内で別のフロアの幼稚園の年中組の男の子に救急搬送が必要なレベルで噛みついたりひっかいたりして、大騒動に。
 被害者の男の子のご両親はお父さんが編集者、お母さんはフリーライターイラストレーター兼ウエブデザイナー。気が合って何度か遊びにうかがった。なので、ケガをさせられた男の子のこともよく知っている。
 ケガをさせた自閉症の女の子は、実年齢以上に身体が大きかったので怖かっただろう。
 私も共有部分で不意打ちで体当たりをされた際に恐怖を感じた。
 自閉症の女の子のご両親は相変わらず娘は障害があるからとかおたくの息子さんが娘を不快にさせるようなことをやってたのではと言い張って、謝罪の意思を示さなかったので加害者側のご両親は激怒。弁護士を雇って、娘の暴行を止めなかったエレベーターに同乗していた母親の責任を問う方向に。
 結局、かなりの示談金を払わされたようだ。
 加害者の男の子家族はマンションを売って杉並区に引っ越していった。
 ご両親とは今もメル友。新型コロナウイルスがまだあまり大騒ぎされていなかった今年の1月下旬に徳さんとの交際を悩んでいたこともあり相談がてらに、杉並のマンションにうかがった。

 ケガをさせた自閉症の女の子のご両親のそれで懲りたのか、父に相談。何度かの話し合いの末、父の紹介で北関東の自閉症児施設に入所して訓練を受けることに。
 それから1年ほど経つ。時々外泊で戻ってくるようだが、施設に戻る時に大声で泣きわめく声が聞こえてくる。気の毒に思うが、障害があるなりに円滑に社会生活を送るためにはご家族と離れて施設で生活して訓練を受けるのは必要だと考えている。

 立ち話をするご近所さんを横目に様々な思いをよぎらせた。

 2018年夏以降、足が悪い母が転倒して肩を骨折したり父が体調を崩して入院したりで、家事のために両親が住む所沢のマンションに泊まり込むことが増えていた。
 なので、この二世帯の俗にいうご近所トラブルをひんぱんに目の当たりにしていた。
 2019年9月に離婚前提で元夫と暮らしていた一橋学園駅近くのマンションを飛び出して所沢のマンションに転がり込み、後に離婚。今に至っている。
 
 徳さんのマンション最寄り駅に着いてから、セブンイレブンに寄り道。両親とピザを食べたし今日は軽くていいやと思って、好物のごま豆乳担々麺と鮭のおにぎり(軽くない!)を買って20時前に帰宅。
 休憩して入浴後にフジテレビONEで放送のプロ野球ニュースを観ながら、一人でのんびり食べた。