2日遅れの七夕と劣等感と焼きもち(前編)
この前、徳さんは家に来てくれた時に徳さんの離婚の経緯を聞いてから私が精神的に不安定になったので、7月9日の夜に徳さんの家に泊まって話をした。
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この日はお世話になっている東池袋の美容院でパーマをあてることになっていた。その後徳さんと都内某所で待ち合わせをして、以前書いたことがある先日内縁のご主人を亡くされた友人女性が友人と共同経営している都内某所にある喫茶店に行くことになっていた。
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サイクル的にパーマをかける予定で美容院に予約を入れていたがお店で担当美容師のお姉さんに髪の毛を診ていただいたところ、「パーマが十分残っているので余計な出費をしてまで髪の毛を傷めなくてもいい。ヘアドネーションの最中なので髪の毛のメンテナンスにはより注意を払った方がいい。」と言われて、カットとトリートメントとヘッドスパだけを受けた。
2018年冬にお世話になっている美容院がヘアドネーションに対応するようになってすぐに、ヘアドネーションに参加して髪の毛を伸ばしはじめた。
私は複数の持病を抱えて一日に10種類近い薬を服用しているので、献血はできない。他人に悪態ばかりついて生きてきたので、少しは他人様のお役に立ちたいと考えヘアドネーションに参加。複数の友人・知人がヘアドネーションに参加・参加中だということも大きい。
今の長さは髪の毛をおろした時に肩甲骨が隠れるくらい。
極力髪の毛を傷めないように家でのケアにも気をつけている。
来年のクリスマスか再来年の桜が咲く頃まで伸ばす予定。
今治療中の卵巣がんの病状が悪化して、投与される薬が強くなって髪の毛が抜ける等の副作用がないことが前提だが。このことに関しては私は願い続けている。
そういう訳で予定よりも約2時間早く美容院を出た。まだ徳さんは大学でお仕事中なので、徳さんと一緒に行く喫茶店の近くに移動して駅近くのネカフェで時間を潰した。
時間が来たので、待ち合わせ場所に移動。
徳さんと徒歩で移動の後喫茶店に入る。
彼女が笑顔で出迎えてくれた。少しやつれたような気がするが、彼女に会えてよかった。彼女の姿を見たら泣くと思って「今日の目標・彼女の前で泣かない!」と決めていたが、目標は守れた。
夏季限定メニューのビーフカレー夏野菜のせとアイスティーに舌鼓を打つ。
ビーフカレー夏野菜のせにのっているオクラが苦手な徳さんは、ハッシュドビーフとアイスコーヒーを注文。
ふらりとコーヒーとケーキを食べに来た近所の一人暮らしのご高齢の男性が徳さんと私が入店してから30分ほどして帰られた後は、彼女と徳さんと私の3人に。
彼女と徳さんと私で前日比3倍増の都内のコロナウイルスの感染者数のことや、他の常連さん達のことや店内のBGMで流れていた彼女と徳さんと私が好きなバンド・ゆらゆら帝国の楽曲のこと等たわいのない内容を話し込んだ。
イエスタディ・ワンス・モア
喫茶店はコロナウイルスが猛威を振るうまでは月曜定休で14時から24時までの営業時間だったが、休業を経て6月2日に営業を再開した後は日・月定休で12時から22時(21時オーダーストップ)までになった。
徳さんも私も以前の24時閉店の感覚で彼女と話していたが、21時になって彼女にオーダーストップを告げられて営業時間変更に気がついた。Twitterのお店のアカウントで何度も告知ツイートがされているのに。お冷やを飲み終えた徳さんが会計をお願いした。厨房からオーナー(男性)が出てきてあいさつをしてくださった。彼女と別れを惜しみつつおいとま。
3月下旬に私が所属する(6月から休会中)文学同人も参加する文学同人フェアが都内で開催される予定だったが、コロナウイルスの影響で中止になった。オーナーがフェアの運営の方なので、そのお話も。
喫茶店は最寄駅から徒歩10分ほどの場所にある。徳さんと駅まで歩きつつ、コロナウイルス前と比べてやはり夜は静かになったねとか個人経営の飲食店は苦しかったのかな?とかテナント募集になっているあのお店を切り盛りされていた老夫婦はお元気かな?とか話していた。
電車に乗って、徳さんが住む新宿区内のマンションまで移動。
(中編につづく)